会社を設立するメリット
1 信用力が向上し、取引先が拡大商号に、「○○会社」とあると、取引の相手方の信用度が高まります。 ↓ すると、取引先に安心感を与え、取引のチャンスが増えます。
実際に、個人ではなく法人としか取引しないという会社も多くあります。 ↓ したがって、事業を大きくするうえでは、個人事業主よりも会社の方が有利といえます。
2 税務上有利な場合がある個人事業には所得税、会社には法人税が課せられます。 ↓所得税は累進税率(所得が多いほど税率が高くなる)です。 ↓ 一方、法人税の税率は20数%(年々減少傾向)で、一定の税率であり、軽減税率の適用される場合もあります。 ↓ したがって、所得が年間400万円程度以上であれば、会社の方が有利といわれています。
3 福利厚生面で有利となる場合がある個人事業の場合、事業主本人は健康保険や厚生年金に加入することはできません。 ↓ 一方、会社は強制加入となるため、事業主本人も健康保険や厚生年金に加入することができます。(但し、従業員がいる場合は従業員も強制加入となり、保険料の半分を会社が負担します。) ↓ ところで、健康保険や厚生年金は、保険料の半分を会社で負担するので、個人事業主が加入する国民健康保険や国民年金に比べ、保険料の負担が軽減します。 ↓ また、将来給付される年金についても、国民年金より有利となります。(いわゆる2階建て) ↓ さらに、健康保険では被扶養者に関しては保険料を支払う必要がなく、厚生年金では専業主婦(主夫)やパート労働の配偶者の年金保険料を支払う必要がありません。 ↓ したがって、会社を設立することにより、事業主さんにとって福利厚生面でかなり有利となる場合があります。